<life>fool</life>

愚者の人生。

10/25 SASPLデモ スピーチ「種を植えること」


SASPL DEMO FINAL@shibuya 2014/10/25 - YouTube
※動画説明文からスピーチへ飛べます。1:37:50~

 よろしくお願いします。
 去年の12月6日、特定秘密保護法が国会で可決されました。世論では8割以上の人たちが修正もしくは廃案を求めましたが、僕達の代表は、夜の闇に紛れてこの法を成立させました。あの夜の怒りと悲しみを僕たちは決して忘れません。彼らは私たち一人一人の声を無視し踏みにじりました。


 あの日から僕たちはデモやシンポジウムなどを企画して、この法の問題点を社会に訴えかけてきました。しかし僕たちが声を上げれば上げるほど、同時にそれを揶揄する人も現れました。「格好だけ気にして中身を伴っていない」「法が施行される今、デモをすることになんの意味があるのか」「どうせ社会は変わらない」僕たちはこんなふうに言われ続けてきました。
 しかし、まず変わるべきは自分であり、僕たち自身のようです。僕たちはしようもない非難や攻撃を一旦は引き受けることにしました。そのしがらみのなかで耐え、それを引き受ける人間がいるということ、それが僕達の社会の健全さを保ち、民主主義を担保するものだと思ったからです。


 僕たちは他人の意見や時代の空気に流されず、自分の頭で考える道を選びました。民主主義というものは、国会議事堂というあの厳かな建物の中にしまってあるものではありません。整然とした様々な制度の中に埋もれているのでもありません。デモクラシーとは、私たち一人ひとりが自由に考え、判断し、行動する、その力のことです。


 僕たちは未来の社会の担い手であり、未来の民主主義そのものです。僕たちがこれまで大きく社会を変えられたかは解らないけれど、この一年間、あの日の怒りと悲しみが僕たちを大きく変えました。そうして変わった僕たちが、また、新しい社会をこれから作っていきます。それを、誰も止めることはできません。
 今年が豊作かどうか解らないけれど、僕たちは今日種を植えます。淡々と日々の仕事をこなす農夫のように、僕たちは今日種を植えます。楽観も悲観もなく、今日一日の仕事を始めましょう。僕たちの仕事を始めましょう。


 何度でも繰り返しましょう。僕らは、決して諦めません。決して忘れません。決して終わりません。これが最後の言葉ではなく、僕らはまた一歩を踏み出します。
 弛みなく、揺るぎなく、今日もまた一歩を踏み出します。僕らは絶対に諦めません。
 2014年10月25日、私は特定秘密保護法に反対します。