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<life>fool</life>

愚者の人生。

書欠

鏡を見て狼狽えた。そこに映っているのは間違いなく自分であるはずなのに、まるで初めて見る人間のように感じたからだ。定まっていた世界がぐにゃりと形を変えたような気がして居間に戻ると中年の女が一人と若い女が一人いた。母であったはずの人、姉であっ…

悲しい。

驚くほどに文章が書けない。当たり前か、書いてないんだから。書くことだって反復と鍛錬によってしか磨かれないのだし、磨かなければ鈍るのだ。 こんな風に指が止まることなんてなかった。そう遠くない昔、もっと私は私の指を信じていた。脳みそから溢れ出て…

自由

人の書いたブログをかれこれ3時間ほどぶっ通しで読んでいたら自分も書きたくなってきたので書くよーと思うたのだがスマホで140文字以上の文章書くのすごい苦痛かもしれない。そんな生き方じゃ幸せになれないよ(大意)みたいなことを最近よく言われるのだが、…

潜在的にはヒーローの存在を渇望しているし、自分がそれで在りたいと思っている。そう思ってウンザリした。 その人の身丈、声色、眼のかたち、何も知らないと言うのに、何も知らないのだからこそ冷静さを保たなければいけないと解っていたのに、突如として沸…

忘れません、死ぬまでは。

あなたは記憶力が良いですね、とよく人に言われる。他人からの評価というものは往々にして自分自身の認識とはひどく食い違うものだが、これに関しては「ああ、確かに私は細かいことまでよく覚えているな」と思う。 人は物事を次々に忘れていく生き物であろう…

『おとぎ話みたい』

主人公である高崎さんのこころから溢れてはみ出る言葉の奔流は、かつて、今よりもまだ何かを書くことができていたなと感じるあの頃の自分を思い出すようで、観ている間ずっと笑顔になっていた。その恋はどうしようもなく一方通行的で、相手の気持ちなど視野…

10/25 SASPLデモ スピーチ「種を植えること」

SASPL DEMO FINAL@shibuya 2014/10/25 - YouTube ※動画説明文からスピーチへ飛べます。1:37:50~ よろしくお願いします。 去年の12月6日、特定秘密保護法が国会で可決されました。世論では8割以上の人たちが修正もしくは廃案を求めましたが、僕達の代表は、…

11月2日、差別のない世界を創るために、東京大行進に行きませんか?

来る11月2日、東京大行進というデモが東京で開催される。僕は、この日このデモで、できるだけ多くの人たちと、東京の街を一緒に歩きたいと思ってる。 もう何年も前から、インターネット上には在日韓国・朝鮮人への差別が溢れかえっていた。そしてそれは差別…

10/25 秘密保護法反対SASPLデモFINAL@渋谷 スピーチ書き起こし。

10月25日、渋谷で行われた秘密保護法反対デモに参加してきた。自分の感想など書こうと思ってたのだが、スピーチがどれもこれも素晴らしかったのと、完全な文字起こしが見つからなかったのと、自分が何度も読み返したかったので、とりあえず先に起こしてみた…

10/25 SASPLデモ スピーチ「繰り返す、生きる歓びを」

SASPL DEMO FINAL@shibuya 2014/10/25 - YouTube ※動画説明文からスピーチに飛べます。1:30:05~ 僕は今日、スピーチするって聞いてなかったので、ちょっと考えてません(笑) ただ、言いたいことは一つだけ。 これまで、先人たちが、俺たちの自由を、俺た…

10/25 SASPLデモ スピーチ「1と0の間に」

SASPL DEMO FINAL@shibuya 2014/10/25 - YouTube ※動画説明文からスピーチへ飛べます。1:22:54~ 今日はよろしくお願いします。 僕は今日まで、この秘密保護法のどこがクソなのかということを勉強してきました。初めは、ヤバいヤバいって言われてたけど、何…

10/25 SASPLデモ スピーチ「路上に出て、意志を紡ぐこと」

SASPL DEMO FINAL@shibuya 2014/10/25 - YouTube ※動画説明文からスピーチへ飛べます。1:09:04~ 皆さんこんにちは、初めまして。今日私は私の言葉で本気で喋ります。皆さんも本気で聞いてください! 私が特定秘密保護法というものを知ったのはちょうど去年…

10/25 SASPLデモ スピーチ「人間なめんな!」

SASPL DEMO FINAL@shibuya 2014/10/25 - YouTube ※動画説明文からスピーチに飛べます。58:02~ 沿道の皆さんこんにちは。STUDENTS AGAINST SECRET PROTECTION LAW S.A.S.P.L SASPLと申します。 さて、今日私は、私の、怒りを表明するためにここに立ちます。…

10/25 SASPLデモ スピーチ「30年後の未来を導くこと」

SASPL DEMO FINAL@shibuya 2014/10/25 - YouTube ※動画説明文から各スピーチへ飛べます。40:00~ 早いもので僕が東京に来てから3年が過ぎようとしています。3年前の僕はこの地渋谷に立つだけでオシャレになれると勘違いをしていました。 3年前僕が上京して…

10/25 SASPLデモ 「何でデモすんの?」

SASPL DEMO FINAL@shibuya 2014/10/25 - YouTube ※動画説明文から各スピーチへ飛べます。2:15~ 何で僕らがデモすんのかって話をちょっとしたいと思います。 一番初めは12月6日のことでした。この特定秘密保護法が通るときに、僕らは首相官邸前や国会前に…

愚者の人生である。

ファナティックな美しさ

ファナティックであるものというのはそれだけで他者の心をざわつかせる。『風立ちぬ』の二郎や菜穂子、あるいは『猫の地球儀』の幽や焔、現実世界で言えば何よりも宗教者ルター。ルターの「我、ここに立つ。私には、他にどうすることもできない。」という言…

ぽえとりー

その道のプロでもない俺みたいな人間が分析めいたことをつらつら言い募っても全くもって意味が無い。だったらどうするかってそりゃあ愛してるって言うしかないんだろうな。思えば好きなものや好きな人に対してはいつだってそうしてきた。 基本的にあんまり人…

友達100人いらない。

それは隔たれていて、永遠に一つになることはないでしょう。 孤独でない人間なんているものか。孤独なことを特権であるかのように言い募っても意味が無い、どころか害悪だ。だって孤独でない人間はいないのだから。それは当り前なのだから。 良いことでも悪…

みすたーわーるど

上司とか後輩とか先輩とかもうとっても面倒くさい、わたしはあなたという人間と付き合いたい。思い上がりではなく。肩書なんか無くったって尊敬する人は尊敬するし、どれだけ肩書があろうとも尊敬できねえやつはできねえよ。そんな感じで相変わらず自分は人…

想ったことを口にすると人を傷つけるし、かといって想いを口に出さないことで徐々に腐っていく魂もある訳で、結局のところエゴとエゴのぶつかり合いがコミュニケーションというものであるのならば、誰とも話さず関わらず、一人閉じたまま生きていくのが一番…

我を忘れられたらどんなにか楽だろうな、と思う。人生の早い時期に、自分から離れて鈍くなるという自己防衛法を覚えてしまったおかげで、助かった心もたくさんあるのだけど、それと同時に感情にリアルが無くなってしまった気がする。俺の怒りは本当に怒りな…

生きている。

JR渋谷駅ハチ公口の改札を抜けると夏だった。まだ五月だというのに確かに夏の匂いがした。じっとりと汗ばむ背中が蒸し暑くて、けれども嫌な感じはしない。駅から二十分程歩いた先には我が家がある。引っ越してから2年は経つかというのに未だにうまく歩けない…

東京レインボープライド2014に行ってきた。Rachel D'Amourさんがすごかった。

東京レインボープライドに行ってきました。 イベントの趣旨はコチラ。 とても良いイベントで楽しかった。パレードではTOKYO NO H8のフロートがやっぱり最高にかっこ良くて素敵だったなあ。大行進2014も楽しみです。 パレードとフェスタ、両方とも本当に楽し…

日記。

絶望は死に至る病だとキルケゴールは言ったが、それを正しいとするならば僕はまだ生きているので、本当の絶望というのを知らないということになるのだろうか。それとも、生きることの終着点に、逃れようの無い死が存在する事実から考えると、つまり生きるこ…

ライブとか契約とか約束とか投壜通信とか、ただの日記。

3月19日、友達のやっているunknown pleasuresというバンドのプチ遠征ライブに付いていった。千葉県は稲毛にある稲毛K's dreamというライブハウスである。ここは何度かお邪魔したことのあるライブハウスで、店長さんが熱心なカート・コバーンの信奉者らしく、…

大森靖子さんのライブのこととかヘイトデモとか水タバコとかただの日記。

3月14日、恵比寿LIQUIDROOMで開催されたライブに行った。敬愛する大森靖子さんのアルバム「絶対少女」のツアーファイナルだ。ライブが始まってすぐ、メジャーデビュー発表があった。エイベックスからというのがなんとも大森さんらしいなと思った。 少し時間…

『パシフィック・リム』

監督自ら「巨大怪物の美しい詩」であり「自身の日本へのラブレター」であると語った本作は、言葉通り美しく愛に満ちた歪な映画であった。どだい美しい詩や恋文などというものは真実その身をかけて精魂注ぎ込んで創られるものであるのだから、それが歪でない…

太陽の孤独 -FREE DOMMUNE 2013-

FREE DOMMUNEに行ってきた。本当に楽しくって、フェス童貞というやつをこのイベントに捧げられて良かったなあと思った。捧げられた方は別に嬉しかないだろうけども。 会場に居る時はもう何もかもが極上の体験すぎて、いちいち噛み砕きながらということが出来…

なぜ行動保守のデモとカウンターアクションが「どっちもどっち」では無いか。

(若干の修正をしました。2014/06/19) 前回の記事、たくさんの人の目についたようで、読後の意見は別として、まずは有難うございます。 コメントの方もたくさん頂きました。この記事では幾つかのコメントで見られた「どっちもどっち」じゃないか、といったよ…

新大久保や鶴橋で何が起きているのかについて、知らない人に向けて。

このところtwitterやここの記事でも頻繁に話題にしているレイシズム・ヘイトスピーチについての出来事について、「行動する保守」でも「カウンター」でもどちらでもない人々に対する説明と、自分が調べたことの整理を兼ねて記事にしようと思います。僕個人と…

死にたい人と安吾と治ちゃんの話。

その昔うわ言のように死にたい死にたいと呟いてた自分がそれを止められたのは、坂口安吾の「不良少年とキリスト」を読んでからだ。俺はこれ読む度にぽろぽろ泣いちゃうのである。 人間は生きることが、全部である。死ねば、なくなる。名声だの、芸術は長し、…

6/16 新大久保にて。

6/16の新大久保反韓デモに抗議の意志を込めて行って来ました。 前回の見学から色々と思うことはあったし、そもそも自分の現状を省みるにもっと他にやるべきことがあるだろうがと思うには思うのだけど、どうにもね。家で寝ててももぞもぞするだけなので。 さ…

書くことについての話。

今回もまたすごく個人的なことを書きます。 自分がこうやってインターネットの片隅で物語にもならない情動を書き殴ることが何かになるとは思っていない。表現行為だとも思えないし、ほとんど無駄だとすら思う。近頃は読んだ人が嫌な気になるようなことに関し…

ライブに行った話。

すごく個人的なことを書きます。なんかまずい記述あったら連絡して下さい。対応しますので。 6/9にEurekaというバンドのLIVEに行った。ミニアルバム「α」のリリースツアーファイナルだった。Eurekaは僕が大学時代在籍していた軽音楽部の仲間がやっていたバン…

『デビルズ・リジェクト』

~あらすじ~ キチガイ殺人鬼一家、逃げる。 死ぬほど良い映画だった。2005年公開当時に映画館で観られなかったことを恥じる。とりあえず観て下さい。TSUTAYAに走れ。以上。 つったっておめーらはどうせやっぱスプラッタ映画だしとかそういう下らんつまらん…

短評『バニシング・ポイント』

~あらすじ~ ダッヂ・チャレンジャーが爆走する。 アメリカンニューシネマをたくさん観てみようということでblu-rayで鑑賞。すっごい変な映画だったよ!!! ストーリーは「些細な賭けをきっかけにコロラド→サンフランシスコを15時間で走破することに挑戦す…

『許されざる者』

~あらすじ~ 19世紀末のアメリカ、ワイオミング。かつて冷酷な殺人鬼と恐れられたウィリアム・マニーも今は足を洗って静かに農場で暮らしていた。そこにある日、若いガンマンが賞金稼ぎの話を持って現れる。生活に窮していたマニーは再び銃を取る。旧友で相…

『ダーティ・メリー/クレイジー・ラリー』

~あらすじ~ メリーとラリーとディークが車で逃げる。 愛聴しているウィークエンドシャッフルというラジオ番組があって、その中のコーナー「映画駄話」シリーズの「映画の終わり方特集」で紹介されてた一本をDVDで鑑賞した。 この映画はちょっと変なアメリ…

家の窓と斜め後ろのあいつと世界についての話

↑iPhoneで撮った家の窓からの景色。いちばん綺麗に撮れたと思う。

『シュガーマン 奇跡に愛された男』

~あらすじ~ 1970年代初頭にデビューするも上手くいかず、商業的に失敗しアメリカ音楽界から消え去った数年後の1970年代末、どういうわけか突如アメリカから遠く離れた南アフリカ共和国で反アパルトヘイト闘争のシンボルソングとして爆発的にヒットしたアメ…

彼の話。

友人の話をしよう。 私の友人にWという男が居る。この男とんだ放蕩者であり、煙草は吸うし博打は打つ。酒だけは何やら体質で呑めないらしいが、そもそもが常日頃からそこらの酔漢よりも非道い世迷言を吐いているので、結局は呑んでいるのとさして変わらぬ。 …

3/31 新大久保 ヘイトスピーチへの意思表明

今回は映画の話では無いです。ついでに言うと好きなものの話でもない。 新大久保に行って来ました。 2月17日に行われた反韓デモの存在を知り映像を観てから今日に至るまで、何をしていてもそのことが頭をちらついてどうにもよろしくなかった。自分の今を顧み…

『ジャンゴ 繋がれざる者』 暴力、残酷描写の意味は

~あらすじ~ ディープサウス。解放奴隷のジャンゴ(ジェイミー・フォックス)がドイツ系賞金稼ぎのドクター・キング・シュルツ(クリストフ・ヴァルツ)と共に、サディスティックでフランスかぶれの農場主カルヴィン・キャンディ(レオナルド・ディカプリオ…

『リリィ・シュシュのすべて』

~あらすじ~ ある地方都市、中学2年生の雄一は、かつての親友だった星野やその仲間たちからイジメを受けるようになる。そんな彼の唯一の救いはカリスマ的女性シンガー、リリイ・シュシュの歌だけであり、そのファンサイトを運営する彼は、いつしかネット上…

さよならと、バイバイと、じゃあねと、またね。

「さよなら」という言葉は苦手だ。「バイバイ」も良くない。「じゃあね」か「またね」だったらまだマシだが、それでもやはり別れは寂しいものだ。僕はとても出不精な人間なのだけど、その理由の一つは「またね」を言うのがつらいからだ。 見送られるのは特に…

『桐島、部活やめるってよ』

~あらすじ~ とある田舎町の県立高校映画部に所属する前田涼也は、クラスの中では地味で目立たないものの、映画に対する情熱が人一倍強い人物だった。そんな彼の学校の生徒たちは、金曜日の放課後、いつもと変わらず部活に励み、一方暇を持て余す帰宅部がバ…

『SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』

俺の声は聞こえてんのか。 画像は入江監督のblogから。このポスター好きすぎる。 という訳でSR北関東シリーズ最終作『SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』について書くよー。いきなりだけどこの映画、少ないながらも自分が今まで観てきた中でベス…

『SR サイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム』

みんな、そうやって生きてんだよ! 前回の記事、作品の登場人物であるTKD先輩にtwitterでRTして頂いて、これは下手なこと書けないなあと思った。今作についてもなるべく興味を持って貰えるように頑張って書くよー。~あらすじ~ 青春ヒップホップムービー『S…

『SR サイタマノラッパー』

この半径1mから。 鑑賞してからだいぶ時間がかかってしまった。自分の中で大切になりすぎたあまり、言葉にするのが難しかった。この映画は三部作なのだけど、昨日の夜中、最終作である「SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」を観終えて、ようやくキ…